もし自分が新城選手だったら東京オリンピックをどう走るか想像してみた

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【2021/8/8 追記】

東京オリンピックも今日で終わりですが、初日に開催された男子ロードレース、Gorin.jpで最後の50㎞くらいから観ました。
ちょうどツールを制したポガチャルがアタックしたあたりから。

その後、カラパスとマクナルティが飛び出てまさかこれで決まるとは思っていませんでしたが、カラパスがそのまま逃げ切って金メダル。

新城選手は頑張ったものの30位くらいでゴール。特に逃げもせず見せ場も無かったようでした。

女子ロードレースはオーストリアのキーゼンホファー選手が逃げ切りからの独走勝利と、こちらの方が劇的でした。
無線が無かったことからのコミュニケーションミスで逃げの吸収をミスってしまったようですが、こんなことが起こりえるんですね。

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東京オリンピックまであと5か月。
コロナの影響で、いまだ東京オリンピックが開催されるのかどうなのかはっきりしませんが、現時点では開催するということのようですね。

海外選手が果たして日本に来れるのか、医療体制は?、ワクチン接種が間に合うのか?など疑問点は多々ありますが、その議論は置いておいて、私が東京オリンピックで唯一注目している種目、ロードレースについて、もし自分が新城選手だったらどう走るのかをイメージしてみました。

というのも、新城選手が尾根幹を走っていたというツイートを見たからです。
尾根幹は東京オリンピックのコースの一部であり、新城選手はオリンピックの試走を兼ねて走っているのではないかと思うのです。

ご存知、尾根幹は東京オリンピックのコースに含められており、前半部分の要注目パートを占めます。
ここからは完全に私の妄想なのですが、もし自分が新城選手の立場で東京オリンピックに出場するのであればどう走るのかをイメージしてみました。

参考までに新城幸也選手の年齢は36歳です。
現役選手としても先がそれほど長くないという状況での東京オリンピック、どう走るのか。

恐らく多くの人が同じイメージになるのではないかと思うのですが、自分の予想はこうです。
・パレード走行後、逃げに乗る。
・そのまま逃げ続け、尾根幹という、テレビ映えする部分で単独もしくは少人数でテレビに映る
・道志みちを超えて山中湖到達くらいまでは逃げ続ける

これが新城幸也にできる、東京オリンピックという最高の場での唯一無二の走り方です。

その前に、東京オリンピックのコースをおさらいしておくと、
「山岳コース」となっており、圧倒的にクライマー有利なコースプロファイル。

新城選手は残念ながらクライマーではありませんので、東京オリンピックでメダルを取れるのか、というと99.9パーセントの確率においてメダル獲得は不可能な状況。
そのような状況において、東京オリンピックという場を最大限利用しようと思うと、もうこれは逃げに乗るしかないのです。

逃げに乗るのは、あわよくば勝つという目的のためではありません。

東京オリンピックを見ている日本人に自分の姿を目に焼き付けてもらう。というのが目的。

最近人気が出てきた自転車ロードレースですが、とはいうものの、国民全体からすると99パーセントの人は何それ?という認識ではないでしょうか。
ましてやロードレースがどんな戦い方なのかを知っている日本人は1パーセントもいないと思います。
そんな、ほぼ何も知らない人でも先頭を日本人が走っているのを見ると、おおっ!と思うのではないでしょうか。新城ガンバレと。
テレビも先頭を映しますし、効果はとてつもなく大きいです。

逃げなければ集団に埋もれ、テレビに映れるのかも分からないです。
後半の山岳では間違いなく千切れてしまうので、そうするとテレビに映るのはほんの一瞬ということもあり得ます。

新城選手もそんなことは百も承知。そんな戦い方はしないでしょう。
逃げに乗ることによるメディア露出度の大きさはかなりのものがあります。

あとは逃げに乗るためにどこで飛び出すか、を考えているはずです。
アクチュアルスタート直後に逃げに乗れればラッキーですが、つぶし合って逃げられない可能性は高いです。

そうなると次の逃げポイントは尾根幹。
微妙に高低があるので、コースを熟知している新城幸也であればどのポイントが逃げポイントなのかは目星がついているはず。
一方、海外選手は尾根幹程度の高低差はコースプロファイル上もそれほど目立ったものではないので事前にチェックはできないはず。

尾根幹の上り初めで一気にアタック。そして尾根幹を逃げ続ける新城幸也選手がイメージできます。

近づいている引退後の身の振り方もあるので、東京オリンピックで名前を売るというのが非常に重要になると思います。
あの時単独で逃げた新城だと。テレビの紹介の時もその録画映像が出るはずです。

僭越ながら妄想を書いてしまいました。とにかく全力を尽くして頑張ってほしいです。


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